アカベコ旅団

　試射しようとスライド、マガジンを装着したところ通電しなくなってしまいました。まずスライドを外したところ、フレーム内部、リコイルスプリング下の自作メス端子につなげたエナメル線が断線していました。

　1.5mmのカイデックスでメス端子を作りフレームに収めましたが、厚すぎたようです。スライドの組外しやコッキング時にエナメル線と接触していたみたい。

　そこで、自作メス端子をベルポーレンで作り直してみます。

　しかし加工の度にエナメル線が切れてしまい、なかなか作業が進まない。

　仕方なく、フレーム内側を彫り直し、外径8mmくらいのビニール線で配線しなおし。大工事でしたが加工はしやすくなりました。トリガーアッシーにも干渉していません。
しかし、スライドを組みなおしてマガジンを挿入すると、またも通電しない。今度はグリップ周りか？

　なんとマガジンが発熱シートの端子と接触してショートしていました。ガスガンのマガジンが電気を通すとは。亜鉛ダイキャスト製なので当然でした。そこで、発熱シートの端子をテープで保護しました。これで、射撃可能な状態でも通電ＯＫになりました。

　自作コネクターも見直し。

レイル固定パーツの組み方で時々通電しなくなったりしたため、BECコネクターで確実に接続することにしました。

　早速弾速を測ります。厳密な比較ではありませんが、室温15度で1時間放置したマガジンでの弾速が約72mps。

　同じマガジンをMk23に挿入後、内蔵マガジンヒーターで5分温めての弾速が76mps後半。劇的な変化ではないんですが、効果はありそうです。

　定例会に参加して実戦投入してみました。当日の最高気温は14度。日中は日差しもあり風は弱め。冷えたマガジンを温めるというより、フィールドイン前に温めておいたマガジンの保温としての効果がありそうです。30mほどの距離でヒットを取ることもできました。

　これまで純正サプレッサーを使っていましたが、取り回ししやすいよう塩ビ管でミニサプレッサーも作りました。空撃ちでは大差ないんですが、BB弾を発射するときの鋭い破裂音が軽減されます。消音材には激落ち君を詰めました。
　Mk23ソーコムはもともとが固定スライドなので低温には強いのだと思います。その基本性能を補う程度の効果ではあると思いますが、この冬を通して内蔵マガジンヒーターを使っていきたいと思います。